こんにちは、しょーいです!
花粉症などのアレルギー持ちだったり、小さい子どもがいると気になるのが床汚れ。私は秋花粉症なので今からが本番です……(・□・)
掃除が苦手なしょーいさんですが、0歳時のハイハイと離乳食が始まってからは、皮脂汚れや食べこぼしが目立つように。クイックルワイパーのウェットシートで掃除するのが習慣になりました。
しかしそれも過去の話。育児休暇が終了して仕事に復帰すると、平日にフローリングの掃除をする時間は無くなりました。
ご飯は毎日食べないといけないし、洗濯もサボれば着ていく服がなくなります。そう、掃除の優先度が下がるのは必然でした……(苦手だし)。
ホコリがたまっても、食べこぼしが固まってこびりついても、人は死にません。が、汚れが目に入るたびに「あー、掃除しないとなぁ……」という考えがチラチラと頭をよぎります。
床汚れに意識を持っていかれて、他の家事をしても家族と過ごしても、はたまた仕事のときさえも集中力が落ちるんですね。
そこで今回、『ブラーバジェットm6』を購入しました!2019年7月26日発売の最新機です。
我が家は4人家族ですが、50㎡程度なので広くはない家です。
結論から言いますと、広くないからこそ最上位機種を買って正解でした!
本記事では、ブラーバジェットm6を買って良かった点、イマイチだった点をお話しします。
床拭きロボットの購入を検討されている方はもちろん、掃除はしたいけど時間がない!という方の参考になると思います。
ブラーバジェットm6に決めた理由
床拭きロボットの種類はそこそこ多いです。今回購入したブラーバシリーズだけでも3機種、パナソニックやレイコップなど家電メーカーの参入も盛んになってきました。
数ある床拭きロボットの中から、最新機ブラーバジェットm6に決めた理由は2つあります。
- 稼働面積が広い
- スケジュール機能(タイマー)がある
1. 稼働面積が広い
我が家は50㎡程度ですが、内40㎡(21畳)がフローリングです。この範囲をカバーできるのはブラーバジェットm6だけでした。
一番汚れが気になる18㎡(10畳)のLDKに絞るなら他機種も選択の余地がありました。
が、1室だけキレイになると他の場所の汚さが気になる未来が見えます。この際全室掃除してもらおう!ということになりました。
2. スケジュール機能(タイマー)がある
しょーい家では、ロボット掃除機を導入しています。平日日中はもちろん、休日もお出かけの間に一台で黙々と頑張ってくれています。
しかし、彼と同時に床拭きロボットを動かすわけにはいきません。互いに衝突してどちらも中途半端になりそうです。
「床拭きロボットは家にいる間に動かせば?」という声が聞こえてきましたが、しょーい家ではそれも叶いません。それはなぜか。
……3歳娘はロボット好きで、0歳息子は怖がるから!
時間に余裕のある休日ならともかく、1分1秒が惜しい平日に稼働すれば最後。息子が泣きわめくそばで、ハミガキから逃げるようにロボットを追いかけ回す娘の姿が想像できます。
ロボット掃除機が動くたびにそんな状況だからな!(・△・)
週末だけの稼働ではキレイが保てないし、購入費用を考えるとできるだけたくさん頑張って欲しい。というわけで、平日日中にも動かせるよう、タイマー機能は必須でした。
ブラーバジェットm6の使用感は?
ここからは、
の各項目について、実際に使った感想を書いていきます!
以下、すべて初期設定で検証しています。
(水量→最大、掃除モード→徹底クリーン(標準))
汚れ落ち
文句なしの掃除性能でした!
「床拭きロボット」だから、人力のぞうきんがけには劣ると思ってました。しかし、そんなことは全くなかった。コイツは床拭きじゃない、床磨きに匹敵します。サーッとワイパーで拭くだけではとれなかった汚れさえ、跡形もなく拭き取られていました。
左の写真、3歳長女が工作をした際に床にはみ出したのりでございます。ホコリと一緒に固まりとなり、ワイパーでは落ちずに「ぞうきんで拭かないとな~……」と思いつつ放置していました。
右の写真はブラーバをかけた後。キレイさっぱり消え失せていました。同じ場所です、別の場所を撮影したのかと疑われそうな仕上がり。
ブラーバジェットは、床に水を拭きかけパッドでキュッキュッと拭き掃除してくれます。こまめに水を出すので、最後までパッドが乾くことなく水拭きできます。
ウェットワイパーだと、こうはいきません。掃除始めはたっぷりの洗浄剤でスイスイ汚れが落ちるものの、後半になると掃除性能が落ちてきます……。しかも、先述のように固まった汚れは落とせないので、結局ぞうきんがけも必要でした。
ブラーバジェットは専用洗剤を使うと、さらにサッパリ感が増します。掃除中は洗剤の匂いがほんのり漂ってきますが、完了する頃にはほとんど香りません。
帰宅して、「本当に稼働していたのか」をパッドの汚れ具合で確認するレベル。
(注:本記事でレビューしているブラーバジェットm6は、アプリから稼働履歴を確認できます)
ブラーバが入れないほど低い家具もあるので、人力掃除ゼロとはいきませんが、掃除にかける時間は圧倒的に少なくなります。毎日サラサラのフローリングは気持ちが良いです。
これで秋の花粉症も家の中なら怖くない!
掃除完了までの稼働時間
しょーい家のLDK約18㎡(10畳)は40分で掃除完了しました。
最寄りの公園で一遊びしてくれば終わってる感覚です。
同じ範囲をワイパーで掃除していたときは、一応10分で終わりました。
ブラーバは意外と大したことないとお思いでしょうか?
しかし、ワイパー掃除の10分と、ブラーバ稼働の40分では、仕上がりが段違いです。「一応10分」の理由はコレ。
人力で同じクオリティの拭き掃除をするなら、ブラーバと同じく40分はかかります。ワイパーだけじゃ無理。雑巾を取り出して部屋の端から端まで四角く拭かなくてはなりません。
……毎週末、そんな念入りな掃除ができるなら、そもそもブラーバ買わない(・□・)
運転1回の稼働範囲
公式では「最大60畳、初期設定時は最大24畳」とうたっています。この”最大60畳”は、おそらく水量最低&拡張クリーン(広範囲をすばやく清掃するモード)に設定した場合でしょう。
では、初期設定のまま、実際に家具のある家で何畳掃除できたか?
しょーい家の検証結果は……18畳でした!!
充電ではなく、タンクの水が尽きました。水量最大だと、目に見えてわかるくらいかなりの水を出してます。
広いお宅だと、水量を少なめにしないと家中一気に、とはいかないようです。
また、カーペットやラグに乗り上げるのを防ぐため、低い段差も検知するようになっています。つまり、ルンバのように、スロープで段差のある部屋と接続することはできません。
部屋間に段差や溝がある場合も、一気におまかせ、は難しいですね。
しょーい家は幸い、段差があるのはブラーバが使えない和室の入口のみです。リビングから廊下、玄関、その他洋室まで家中お願いしています。
動作音
掃除機と違って、拭くだけなので比較的静かです。水を吹きかけるときに「ビュビュビュビューッ」と元気がいいです。部屋の扉を閉めてしまえば全く気にならないレベル。
「静かだから寝ている間に稼働してもOK」という意見を聞くだけあります。
ただし、稼働音は静かでも、LEDがしっかり光ります。光が気になる人は就寝中に動かすのは避けるべきです。私は光で目が覚めるタイプなので、諦めました……。
充電方法、設置場所
手動での充電はいりません。ロボット掃除機のように、掃除が完了すれば自分でホームベースに戻ります。
掃除途中でも充電不足になれば、途中でホームベースに戻り、充電完了した時点で途中から再開するらしいです。(我が家は充電が尽きるほど広い家ではないので、実験できず)
自動充電ということは、ホームベースの設置が必要です。周囲に障害物がない壁際がしょーい家には無いので、リビング・ダイニングを区切るソファ裏に置いてます。壁際でなくても、壁っぽい場所なら正常に稼働します。
手入れ
ブラーバ本体の手入れは2つ。
- タンクに水を補充する
- 洗濯可能ウェットパッドを洗う
1は簡単。水道水をジャーっと注ぐだけです。洗剤を使う場合は、洗剤を先に入れて水で薄めます。
問題は2です。ブラーバのウェットパッドは手洗いの他、洗濯機にも対応しています。乾燥機はNG。が、床を徹底的に磨いた雑巾を他の洗濯物と一緒に洗うのは、少し気が引けます……。
というわけで、しょーい家では手洗いです。ワイパーより手間はかかりますが、1回3分もかからないので許容範囲です。他にも手洗いしている洗濯物が少しはありますし。
手洗いが面倒という方は、追加で購入(2枚3240円)してまとめ洗いという手もあります。使い捨てパッドもありますが、7枚950円とお高いので、コストを考えるとあまり実用的ではありません。
ランニングコスト
洗剤、使い捨てパッドを使わない運用をすれば、ランニングコストは電気代だけです。
しょーい家では仕上がりを重視して洗剤を使うので、月々の洗剤代を計算しました。
ブラーバ専用洗剤は、473mL 950円で販売されています。
タンク1杯あたりの使用量は59mLですので、約119円。しょーい家LDKは3回でタンクの水が尽きました。したがって、週3回の掃除だと月4杯の洗剤を使います。その額、月あたりおよそ475円。
ウェットシートは16枚422円。週3回掃除とすると、422円/16枚×12枚=月316円。ランニングコストはワイパーに軍配があがりそうですが……。
これは毎回洗剤を使う場合の計算です。洗剤あり/なしを交互にすれば、月あたりのコストは半額に抑えられます。週3回も稼働していれば洗剤を頻繁に使わなくともキレイは保てますので、現実的には、月々237.5円。ワイパーのシート代を下回りました。
ただし、ウェットパッドを使い捨てにすると、計算するまでもなくワイパーの方が低コストです。7枚950円だから、ほぼ4倍ですよ…これは使えない(^^;
アプリ(タイマー機能、マッピング機能)
ブラーバは本体ボタンでも操作はできますが、iRobotアプリを使うとタイマー機能が利用できます。(私のお目当て!)
一回だけのタイマーはもちろん、「毎週月水金の9時から」というようにスケジューリングも可能。「ダイニングは毎日」「月曜日はリビング」「水曜日は書斎」……と曜日×部屋の設定までバッチリです。
完璧に見えるタイマー機能ですが、一つだけがっかりした点があります。それは……スケジュール毎に設定を変えたかった!!
「平日は水量最大で、食べこぼしの気になるLDKをしっかりお掃除」「週末は水量控えめで全部屋まとめて掃除」という具合に。そう、水量最大だとタンクの水がすぐに尽きてしまうので家中掃除とはいかず……。
今後のアップデートに期待します……(^^;
マッピングは非常に正確です。3~4回運転すると、マップを作成してアプリで確認できます。
(LDKのみ表示しています)
部屋の認識が誤っていても「境界線」を簡単に追加・編集できます。微調整もちゃんとできるのが嬉しい。
マッピングがしっかりしているので、バーチャルウォールなしでも十分です。アプリ上で境界線と掃除範囲を指定すれば、指定エリア外に入ることなく掃除してくれます。しょーい家では、廊下~玄関の境目に境界線を追加したら、タタキに出ることなくきちんと引き返してくれました。
ブラーバジェットm6で暮らしは楽になった?
しょーい家では今のところ、週3回・水量通常で全部屋お掃除してもらっています。子どもの要望と食べこぼし具合に応じて、土日にもLDKのみ稼働します。
同じペースで、人力床掃除をするとどのくらいの時間がかかるのでしょうか?
LDKはワイパーで10分、全部屋となると20分はかかります。計算を単純にするため土日の掃除は除くと、ブラーバで浮いた時間は週3×20分=週1時間!
この1時間は貴重です。そう、自分だけでなく家族全員に等しく与えられる自由時間だからです!
家事分担は、我が家でも課題です。私は「やること」が残っていると気になって遊べないタイプなのですが、夫は気にせずマイペースに過ごすタイプ。
気付けば私は自分時間返上で家事をしてる!夫にも遊ぶ前に家のことをやってほしい……。と、モヤモヤすることが多々あります。
言えばやってくれるものの、夫の自由時間を奪うようなお願いになるので気が引けてました……(−−;
しかし、家事を「私」「夫」の二択ではなく、「ロボット」という第三者に任せることで、そのモヤモヤは解消されました。
掃除そのものの時間だけでなく、家事分担を巡るケンカの時間も減らせるのは、気持ちの余裕も大きいです♪
ちなみに、ケンカ時間は計測したことがないのでこちらの削減効果は数字にできません…あしからず。
ブラーバジェットm6のイマイチな点
ブラーバジェットm6は、万能ではありません。使ってみて微妙な点もありました。
- ウェットモップは都度手洗い
- 使い捨てパッドは高価
- 洗剤がそこそこお高いので、毎回は使えない
- 掃除モードや掃除範囲を曜日ごとに変えられない
- 段差やスロープは越えられない
- 水量最大だと乾くまではかなりスベる
- 初期投資にお金と勇気がいる
最後は半分冗談ですが、半分事実です。私の手取り月収の3分の1を越えますから、なかなか勇気のいる買い物でした。
今回、私の育休終了に伴い、「仕事が始まれば、今までの美しい床は保てない」「育休明けたら私の収入が増えるから、購入分はすぐ取り戻せる」と私も夫も納得できる材料がそろったので購入に至りました。
生活が変わるきっかけがないと、手を出しづらいお値段ではあります。それでも、総合的には買って良かった!と言い切れるだけのメリットは実感しています。
まとめ:自動化できるところは自動化しよう
「人がやる方がお金がかからない」と思うと、ロボット掃除機や床拭きロボットなど、家事の自動化に躊躇してしまいますよね。
実際、しょーい家でも育休終了→家事時間が減るという事態になってようやく掃除の自動化を進めました。効率化大好きな私でも、ずっと腰が重かったのです……。
今回のお買い物は、最新機種なだけあって仕上がりも機能も充実しており、満足です。我が家での運用には文句なし。
しかし、上記のイマイチポイントが気になる方は、
- 市販の使い捨てウェットシート対応で手洗い不要→ブラーバ390jやローラン(パナソニック)
- お試しで買うには高すぎる→ブラーバジェット250
など、他の機種やメーカーからお掃除自動化大作戦を始めましょう!
ここで1つ注意が。ブラーバシリーズの消耗品は、洗剤を除いて互換性がありません!他機種からの買い替えや上位機種へのステップアップは困難です。
ブラーバを購入したことで、普段の床掃除は完全に人の手を離れました。掃除の自動化で自分の時間が生まれたのはもちろん、一番大きかったのは、精神的な余裕です。
「掃除しないと……でも時間がない……」というノイズがきれいさっぱり無くなりました。すると、目の前の家事や仕事、家族の時間に集中できます!
テスト前になると、勉強しなきゃいけないのに部屋を掃除したくなる現象、ありますよね?部屋がキレイなら掃除しようがないので勉強せざるを得ません。それと一緒です(笑)。
今回は『ブラーバジェットm6』をご紹介しました。本記事がみなさんの暮らしを楽にするきっかけとなれば幸いです!