こんにちは、しょーいです!
会社勤めの方は、出産を機に産休・育休を取得できますね。
長い休みを利用して「スキルアップしよう!」とやる気にあふれているのなら、準備が大事です!
私自身、第二子の育休中に英検準1級を取得しましたが……
はっきり言って、運の要素が大きいです。
第一子の育休中なら無理だったと思います……。
産前産後は自分の体調も不安定。
しかも、生まれた子どもの気質によって自由時間の量は大きく変動します。
でも、スキルアップに向けた”助走期間”ととらえれば、無理せず目標に近づくことは可能です!
運の要素を乗り越えるコツは、この2つ。
- 行動を絞り込む
- ハードルを低くする
本記事では、私の産休・育休中に実践したスキルアップ方法をご紹介します。
次のような方には参考になるかと思います。
- 妊娠期間中の体調は安定している
- 長い仕事休みの間、何もしないのはキャリアが不安
行動を絞り込んでおけば迷わない!
産休・育休期間は長いです。
が、自由時間は短いです。
特に、産後は赤ちゃんのお世話が世界の中心になります。
朝も夜もない新生児は、昼でも授乳とオムツ替え、夜でも授乳とオムツ替え。
合間に家事だってする必要があります。
1日1時間の自由時間が確保できれば良い方ではないでしょうか。
手が空いてから「さ~て、何をしようかな……」と迷ってしまうなら、時間と気力がもったいないです!!
そこで、出産前にコマンドバトルのごとく行動を決めておきましょう!
あらかじめ行動を絞り込むメリットは3つあります。
- 迷わないので着手が早い
- 迷わないので気力を高く保てる
- 深くまでやり込める
ここからは私が実践した3ステップをご紹介します。
1. したい活動を具体的に書き出す
産休・育休中にしたいことは、スキルアップだけではないですよね?
せっかくのまとまった休みです。
家の片付け、趣味の活動など、正直にwant toを洗い出しましょう!
私は積ん読本の消化、未クリアのゲームプレイも計画しました。
ちなみに、当ブログを開設したのも育休中です。
入院準備や生命保険の契約など、しないと困るタスクもきちんと書き出します。
実際に書き出してみると、したいことの多さにびっくり……使える時間は意外と少ないことに気づけます。
2. いつ実行するかを決める
書き出した活動を、
- 産前にすべきこと
- 産後にすること
- 今回はしないこと
に分類します。
産後のタスクを一つでも減らしておくのが目的です。
特に”今回はしないこと”を決めるのが超重要! 潔さは美徳。
考えてみてください。
赤ちゃんのお世話で手一杯、日常の家事もなかなか回らない。
そんな状況では、新しいことなんて始める余裕がないですよね。
ちなみに、私が実際に分類したときの写真がこちら。手帳を公開するなんて思ってもみなかったので、黒塗りの多さはご了承ください……。
産後1ヶ月は身体のあちこちが痛むので、家の片付けは絶対産前が良いです!!
3. 簡単なこと/難しいことに分ける
産後にすることを、さらに
- ”ながら”でもできること
- 集中しないとできないこと
に分類します。
私の英検準1級合格に向けた学習を例にすると……
- ”ながら”でもできること
→シャドーイング、単語の暗記、復習系 - 集中しないとできないこと
→ディクテーション、問題集、オンライン英会話
分類することで、いつ何をすればいいかが具体的になります。
産後、「子どもが寝るのは腕の中だけ」という事態になっても、あらかじめ決めておいたことをやるだけなので迷い疲れません。
育休中は本当に体力・気力を消費するので、意志力のロスを最小限にする作戦です!
ハードルは低く! ”ゼロ”にしなければOK
家に1人で心身くたくたな普段は、”ながら”勉強で十分です。
横になりながら、食器を洗いながら、洗濯しながら……。
あまりにも短時間だと「これ、意味あるのだろうか……」と不安にお思いかもしれませんが
産後の最優先事項は母子の健康です。
趣味にせよ勉強にせよ、”ながら”でも続けるのは大変なことです。
特に、出産前後に入院する&夜間授乳で睡眠ぐちゃぐちゃですから、生活リズムを整えるだけで一苦労。
親子の健康が第一。スキルアップは二の次三の次です。
資格試験に向けた暗記系なら、回数を重ねることが重要なので、”ながら”勉強でも十分な効果が得られます。
語学学習だって、1分でも2分でもふれる時間を増やせば上達とまではいかないまでも、実力の維持になります。
私自身、ぐったり疲れて気力が尽きているときは、ソファに寝転んで単語集を読んだまま寝落ちすることもありました……(笑)。
以上、運の要素を乗り越えるコツ
「行動を絞り込む」「ハードルを低くする」話でした。
産休・育休中のスキルアップが失敗する行動
続いて、産休・育休中のスキルアップがうまくいかないNG行動をあげてみます。
時間があると錯覚して手を広げる
上の「出産前にスキルアップの準備をするべし!」で述べたとおり、意外と時間はありません。
産休・育休中にしたいことをすべて実現するのは至難の業です。
だって体調がガタガタなんだもん……。
スキルアップの勉強や読書をするにしても、とことん内容は絞るべきです。
資格のテキストなら1~2冊が限度でしょう。
実際、私が英検準1級の一次試験に合格した時のテキストは
『DUO3.0』
『英検準1級 でる順 合格問題集』
だけでした。他は何もしていません!
まとまったお金をかける
通信講座やセミナーのように、まとまったお金がかかる上に有効期限があるものは、産休・育休中に取り組むには向きません。
産前産後は体調の急変と隣り合わせです。
産前の体調はバッチリでやる気にあふれていても、出産時に輸血が必要なレベルの出血で産後はボロボロふらふら……ということだってあり得ます。私です。
産後は産後で、赤ちゃんのお世話という人生初体験にどたばた。
第二子、第三子だとしても、子どもの性格で過ごし方はがらりと変わります。
そう、時間だけでなく気力・体力を確保できるか全く分からない!
「産前に通信講座を始めたものの、思うように進まず、結局ほとんど活用できなかった……」
となると、お金がもったいないだけでなく、セルフイメージも下がってしまいます。ただでさえ産後うつのリスクを抱えているのに!
どうしても講座やセミナーを利用したいなら、産後の生活に慣れてから申し込みましょう。
産前の申込みは危険です……。
体験談:子どもの気質で変わる産後の過ごし方
ここからは、産後の学習について私の体験談を紹介します。
第一子と第二子でまったく様子が異なるので、子どもの気質次第というのを実感していただけると思います。
本当、”子どもガチャ”とは的を射た表現です……。
第一子→片時も離れてくれない!
上の子を産んだときは、スキルアップどころじゃありませんでした!!
まず、私自身が育児に慣れていません。
赤ちゃんの服を着替えさせたり、オムツを替えたり、全てがぎこちない手つき。
産院では「腕ぬけるから! もっと慎重にやさしくして!」と看護師さんをハラハラさせていました。
授乳にいたっては、あげる親も飲む赤ちゃんもダブル初心者です。
ミルク(母乳)を上手に飲めない
↓
お腹がふくれない
↓
すぐ起きる
当時の記録を見返したところ、 1~2時間に1度のペースで授乳していました。
いつ寝てたんだ私……。
3ヶ月もすると授乳ペースは落ち着いたのですが
今度は抱っこでないと寝ない。
寝たと思っても、ベッドに降ろすとすぐ目が覚めます。
かの有名な背中スイッチ。
そんな当時の信念は、
「降ろすと起きるなら、降ろさなければいいじゃない!」
子どもを抱っこひもで寝かしつけたら、そのまま抱っこし続けて家事や勉強をしていました。
勉強といっても机には向かえないので、オーディオブックを利用した耳読書やシャドーイングがメインでしたが……。
第二子→とにかくよく寝る
親にべったり抱っこ大好きだった第一子とはうって変わって、第二子はよく眠る子でした。
生きているか心配になるレベルで。
タイマーをセットして、1時間おきに呼吸を確認していました……。
ときには無理矢理くすぐり起こして授乳するくらい。
だって、6時間とか平気で寝続けるんですよ!?
乳腺炎になるかと思いました……本当に。
それだけよく眠るおかげで、じっくり英検準1級の学習はできました。
机に向かって『でる順問題集』を解く日々。
おかげで筆記は一発合格しました。
面接はお察し……。
同じ親から生まれたのに、ここまで産後の過ごし方が変わります。
子どもの気質は親の努力や気合いでどうにかなるものではありませんので、まさに運……。
まとめ
以上、私の経験から断言します。
産休・育休中にスキルアップできるかは運が大きいです!
子どもの気質はもちろん、育児をしてなお親の体力・気力が残るかどうか……フタを開けてみないと分かりません。
高いハードルで挫折して、自己評価まで下げてしまうのが最悪パターン……。
だからこそ、何かを達成したいなら
- 事前に行動を決めておく
- ハードルは低くする
ことが重要です。
産前産後はできることだけ、できるときに実行しましょう!