こんにちは、しょーいです!
先日、「デジタルノートをお休みする」という話をしました。
-
有料デジタルノートを使ってきた私が一時停止を決めた理由
こんにちは、しょーいです! 皆さんは思考の整理や記録にどのようなツールを使用しているでしょうか? 私は今のところ、Notionと紙ノートを併用していますが…… 実験的にメインツールを紙に ...
続きを見る
そこで知人からおすすめされたのが、”バレットジャーナル”。
手書きのデメリットである「時間がかかる」を克服するため、
箇条書きで記録する手帳術です。
そこでライダー・キャロル『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』を読み始めました。
読み進める中で、グサリと響いた一説がこちら。
人間の記憶力は、あてにならない。だから自分が実際に経験したことであっても、不正確に記憶したり、偏見を持って覚えていたりする。研究によれば、ある出来事を体験したときの実際の感情と、後からそのことを思い返したときの感情とは、大きく異なるそうだ。
極端な言い方をすれば、
記憶っていつの間にか書き換えられてしまうものなんですね。
事実だけを記録する
事実を自分の都合に合わせて解釈すると、人との会話が成立しません。
言った、言ってない……
やった、やってない……
オマエが、アイツが……
だから、起きたできごとの記録が大事になります。
一方で、感情は書き換わっても良いんですよね。
感情が不変のものだと、
哀しみを感じるたびに引きずって蓄積して、うつ病まっしぐらでしょう。
あるいは、怒りを感じるたびに火種が溜まって大爆発……とか。
事実は記録する、感情は記録しない。
これが一つのコツみたいです。
感情を記録しすぎると今を生きられない
で、私はといいますと。
10年ほどデイリーログや日記を続けてきましたが……
相当数の感情を記録していました!
「感動を失いたくないから」と考え、
できごとと感情をセットで記録するのが常だったんです。
記録とはゲームでいうところのセーブポイント。
感情も記録するということは、今がどんなにゴキゲンだったとしても、
日記を読んだ瞬間に過去の感情に引き戻されてしまいます。
実例:日記を読めなくなって捨てた
実際の話です。
私は人生で最高に辛かった時期もご丁寧に日記をつけていました。
客観的な記録としての日記なら良かったのでしょうが、
苦しい、つらい、悔しい、許せない……
という鬱々とした感情まで記録していたため、
それらもセットで呼び起こされる代物に。
人生最悪の時期の感情を記録しているなんて、ゲームで例えるなら
もう戻れないラストダンジョンでラスボス直前に上書きセーブしてしまった
ぐらいの大惨事ではないでしょうか。
理想のログは事実と感情の分離
今は「良いこと、前向きに反省できることだけ」ノートに書くようになりました。
一方、つらい感情や不愉快なできごとは
トイレットペーパーに書いて文字通り水に流しています(笑)。
ただ、現状の方法だと、振り返りや反省が
「自分に都合が良いもの」
になりがちだったんですよね……。
その点、バレットジャーナル方式の
「事実だけを記録する」
は、耳の痛い指摘や失敗もきちんと記録できてよさそうです。
「事実を記録する、感情は記録しない」を徹底したとしても、
書くのも読むのも自分一人である以上、完全な客観性を保つのは難しいです。
とはいえ、一時の感情を記録しない分、
過去の感情に気持ちを支配されずに読み返せます。
普通の日記を読み返すのがつらいという方は
バレットジャーナル式デイリーログ、一緒に試してみましょう♪
参考図書: