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【読書メモ】『時間クエスト』から学ぶ、時間を使いこなす1つの魔法

こんにちは、しょーいです!

毎日思い通りに時間を使えていますか?

私はと言いますと、フルタイムで仕事して、家事も担って、育児もして、自分の息抜きもして……

しょーい
えっ、もうこんな時間なの?!

……ワーママあるある。

時間が足りない状況を改善すべく、まず取り組んだのが時間管理。
「時間のやりくりが下手だから、時間が足りないんだ!」

……そして成果は出ないorz

しょーい
忙しさでもみくちゃにされて時間を管理するどころか、時間に流されるまま生活してしまうんですよね……。

人はなぜ時間管理に失敗するのか。
4つの原因を解き明かし、たった1つの方法で解決してみせる時魔法を描いた漫画……

それが作画・岡野純、監修・佐々木正悟『時間クエスト』です!

本書はこんな方にオススメします。

  • 時間管理のコツをさくっと知りたい
  • 時間管理に挫折したことがある
  • やめたい or 始めたい習慣がある

ちなみに私は学生時代も含めれば時間管理に数十回と挫折してきました。
しかし、本書の姉妹本『やる気クエスト』を読んで以来、5年間は時間管理の習慣が続いています

『時間クエスト』の特色

『時間クエスト』は僧侶・シーホースと剣士・パルフェが隕石衝突による世界の破滅を防ぐため旅をする物語。

……とだけ言ってしまえばよくあるファンタジーですが、本作の特徴は”時間管理”で困難を乗り越えていく点にあります。

物語のお約束、タイミングよく援軍があらわれたり解決策を閃いたりすることはありますが、期待通り100%の成果が得られることはありません。

つまり、本書はファンタジーマンガでありながら、内容は現実の生活にそのまま活かせるのです!

絵やキャラクターは好みが分かれるところでしょうが(失礼)、「ファンタジー世界でビジネス書の内容を学べる」のが本書最大の特徴です。

しょーい
ドラクエが好きな人なら絶対楽しく読めます!

時間管理の敵「盗賊団じかんどろぼう」

シーホースとパルフェの行く手をはばむのが「盗賊団じかんどろぼう」。

その名のとおり、人間の時間を奪っては魔物に売却しているグループです。
じかんどろぼう構成員の能力は次の通り。

  • 不可視化(インビジブル)
  • 割込(インタラプト)
  • 先送り(プットオフ)
  • 完璧主義(パーフェクト)

言い換えれば、「じかんどろぼう」たちの能力を制すれば時間管理を制することができるのです!

不可視化(インビジブル)

締め切りや待ち合わせにしょっちゅう遅れる人は、”不可視化”にやられています。

不可視化されているものというと、通常は”使途不明時間”をイメージするのではないでしょうか。
「ダラダラしたりムダに過ごしたりしていた時間」ですね。

しかし、じかんどろぼうが”不可視化”するものは「動かせない予定=時間の壁」です。

時間の壁は1つではありません。
動かせない予定が1つ生じた時点で、実は複数の予定が同時発生していることがほとんど。

たとえば、子どものお迎え当番なので定時で帰りたいとき。いつもですけど!

定時の壁は17:00です。すると

「17:00に帰るには、16:55には日報を書きはじめる必要があって、それには16:30に片付けを始めて……」

といった具合に、他の予定も決まってしまうのです。

「最後の壁」しか見えていないと、「すでにギリギリ」なところに予定を詰め込んでパンクしてしまうわけです。

割込(インタラプト)

断言します。
割込に悩まされたことのない人間などいないっ!!!

”割込”というのは日常で当たり前に経験します。
仕事、プライベートを問いません。

  • 仕事の締め切りが早まった。
  • 予定外の仕事を頼まれた。しかも今日中。
  • 料理中に子どもが兄弟ゲンカを始めて仲裁せざるをえなくなった。
  • 子どもを寝かしつけていたら、そのまま一緒に昼寝してしまった。

などなど。みなさんも経験ありますよね?

割込の問題は2点に大別されます。
1つは集中力の余計な消費、もう1つは終了時刻の遅延です。

集中力の余計な消費

ひとたび割込が入ると、ノっていた仕事でも中断を強いられます。

ひどいときは割込が重なって何がどこまで進んでいたのか分からなくなることも……。

一からの集中を強いられるのです。
時間を巻き戻されたのに体力気力は戻っていないような状態

割込が多ければ多いほど、消耗も激しくなっていきます。

終了時刻の遅延

割込は予定外ですので、予定終了時刻には間に合わない事態を引き起こします。

終了時刻に間に合わなければどうするか?
何かを諦めるしかありません。

締め切りを遅らせるか、やりたかった趣味の時間を削るか、入浴をシャワーで済ませるか、睡眠を削るか……

何を諦めてもストレスですし、諦めることを決めるだけでも十分ストレスです

しょーい
仕事の終了時刻が遅くなると、延長保育料金がかかるので財布にもストレスです……。

先送り(プットオフ)

「やりたい」「やらなきゃ」と思って後回しにしていること、ありませんか?

私はあります。買ったまま未クリアのゲームとか、冷蔵庫内の掃除とか。

どうして「するつもり」はあるのにできていないのか?
やる気の問題ではありません。

目につく片付きそうなことばかりやって、時間も気力も失っているからです!
消耗した状態では大きな仕事はできません。やらない言い訳を探して「また今度にしよう」。

それがじかんどろぼう”先送り”の手口です。

暇な日を探して”先送り”し、結局先送りした日も時間が無くなってさらに”先送り”してしまう……。

「時間があればできるはず」と思ってしまいますが、実は時間がある日なんてない

先送りの弊害は、タスクが後回しになるだけではありません。

先送りをくりかえすということは、自分との約束を破り続けているに等しいです。

つまり、自分の脳が自分を信用しなくなり、やる気が失われていってしまうのです……!

という話は、既刊『やる気クエスト』に詳しいです(あからさマーケティング)。
Kindle Unlimited対象なので、メンバーなら無料で全巻読めますよ!

完璧主義(パーフェクト)

「時間管理をちゃんとしたい!」と考えるまじめな人ほど、完璧主義におちいりやすいです。

こんな思考に心当たりがありませんか?

  • 時間をどれだけかけても正しい行動をすべき
  • 中途半端なことをするくらいなら何もしないほうがいい
  • もっとムダを省ければ効率が良くなるはずだ
  • あんなに時間が合ったのに何もできなかった

「理想の自分は完璧にできるはずなのに、現実の自分は何もできていない……」

この思考を本書では”記憶が嘘をつく”と表現しています。
(秀逸!)

実際には食事をとったりトイレに行ったり、生きる上で必要な行動をしています。それはムダではないですよね。

家族で過ごしたり、友人とオンライン飲み会をしたり、人との交流も大事な時間です。

私たちはロボットではありませんから仕事中の休憩だって必要ですし、スキルアップだって将来の収入を考えると必要です。

そう、全部重要だからやっているだけ!

全部重要なのに「ムダを省く」のは、からからのスポンジをしぼって水を出そうとしているようなものです。

理想の自分と比べては自分にダメ出しし続けてしまう。ダメな自分なんて実際には存在しないのに。

時間管理の”正論”は世にあふれています。

  • 優先順位を考えて動け
  • 24時間すべてを価値ある時間にしよう
  • 効率を上げればスピードアップできる

ただ、”正論”は度が過ぎれば”呪い”になります。

理想だから完璧なのが当たり前。
正論なのだから正しいのが当たり前。

理想や正論に近付く努力は必要ですが、全く同じかたちにする必要はありません

対処法は「記録をとる」

じかんどろぼうが使う4つの手口がわかりましたね。

  • 不可視化(インビジブル)
  • 割込(インタラプト)
  • 先送り(プットオフ)
  • 完璧主義(パーフェクト)

実はこれらの手口すべてが1つの方法で退けられます。

「記録をとる」。たったこれだけ!

記録の効能3つ

「自分の行動記録を1分単位で残すなんて、面倒&手間!」

気持ちはよーく分かります。私もそう思って2年ほど記録とりをお休みしましたから。

でも、だまされたと思って1週間だけでも続ける価値があります!

その理由は3つ。

  1. 「現状維持コスト」が分かる
  2. 「無意識の習慣」に気づく
  3. 「現実」に気づく

1. 「現状維持コスト」が分かる

とある休日。仕事と通勤がない、つまり今日は10時間も自由だー!!

……と思っていたのに、気づいたら夜7時。大してやりたいことはできていない。

え? あんなに時間があったのに……。

 

こんな経験、ありませんか?

私たちは日々生活する上で使う時間は仕事や通勤だけではありません。

睡眠、食事、トイレ、入浴、休憩……予定ではないけれど、毎日当たり前にする行動は無視してしまいがち。

本書では日々生きていくための時間を「現状維持コスト」と呼んでいます。

時間を生み出すために「現状維持コスト」を減らすのは極めて困難。

現状維持コストは削れば削るほど、生活の質が落ちるからです!

睡眠を削れば能率は落ちますし、トイレや歯磨きを怠れば病気になりますよね。

一見ムダな時間に見えて、生きる上では欠かせないのが「現状維持コスト」。
これらを無視していては、時間管理なんて夢のまた夢です……。

記録をつけると「現状維持コスト」が正確に分かるので、現実的な計画を立てられます
休日の自由時間を10時間と錯覚することもありません。

2. 「無意識の習慣」に気づく

 

普段より早く家を出ないといけないから早起きしたのに、なぜかいつもと同じ時間になっていた……。

ということ、ありますよね?
私は旅行当日によくやらかします(^^;

普段と同じ行動をするつもりはなくても、自然に行動すれば普段と同じになってしまう。
長年培ってきた日頃の習慣がなせるワザです。

しかし、1分程度の小さな行動でもスキマなく記録をとれば自分の行動を強烈に意識することになります。

5:30歯磨き、5:36洗濯干す、5:48勉強する、6:18朝食作る……という具合に。

1週間も続けてみれば、毎日同じ時間に同じような行動をしているパターンが見えてきます。

日頃の行動をくりかえしていては、時間の使い方も日頃と同じまま……。
記録を取って自分の行動を自覚することが、時間管理の第一歩です!

3. 「現実」に気づく

時間管理をしたいと考えるまじめな人ほど、完璧主義の罠にはまりがちです。

「今日も子どものお世話と家事で一日終わってしまった……」
「ダラダラしているわけではないのに、仕事が全然終わらない……」

完璧主義の根底にある「時間があったのに、何もできなかった」という思い違いを打ち砕くのが”記録”です

何もできなかったなら、何も記録できません!!

たとえそれがトイレや着替えといった生活時間でも、自分の目標や仕事とは関係のない家事や息抜きの時間でも、必ず”何か”行動したはずです。

一日3時間の英語学習が目標なら、

  • 1時間は集中するためにあらかじめトイレに行く
  • 気合いを入れるために部屋着から着替える
  • 空腹だと頭が働かないから朝食を作って食べる

全部、目標達成のためには重要な行動なんです。
結果的に一日30分しか学習できなかったとしても、ムダな時間を過ごしたわけではありません。

「今日もできなかった」→「いつもできない」という負のスパイラルから抜け出すには、記憶の嘘を暴くために記録をとるべきです。

記録のこうかはばつぐんだ!

「やりたいこと」を実現するには「やめる」しかない

自分が「やりたいこと」だけでなく、世の中には「やるといいこと」の情報があふれています。

  • 健康のために運動、8時間睡眠、マインドフルネス瞑想……
  • 資産形成のために投資の勉強、副業……
  • キャリアアップのために英語学習、プログラミング、SNS……
しょーい
全部やるのはムリですよ!

当たり前ですが時間は有限です。1日24時間という器を大きくすることはできません。

まずは「やりたいことを一つも諦めない」生き方はできないと認めるところから。厳しいですが。

たとえば子どもにおもちゃを買うときは「置き場所どうするの?」と考えさせて、買うもの取捨選択させますよね。
時間の使い方も同じです。

何かをやろうと思ったら、やめることもセットで考えましょう!

尾石晴(ワーママはる)『やめる時間術』に詳しいです。

おすすめ記録ツール

時間は目に見えない以上、気づけば「じかんどろぼう」にごっそり失われてしまうもの。
だからこそ、記録という目に見える形で残しておくのが重要です。

『時間クエスト』を購入すると、巻末付録『「記録の書」のはじめかた』がついてきます!
記録のコツが10のポイントにまとめられているので、時間管理初心者にうってつけ。

(私は最後のコツ「妥協する」が最重要だと思っています)

最後に、本書で登場した時間記録アイテム「記録の書」に相当するツールの一例をご紹介します。

TaskChute Cloud(有料)

TaskChute Cloudは本書のベースとなった「タスクシュート時間術」を実践できるクラウド型サービスです。

特徴はと言いますと……

  • 有料(486円/月)
  • 予定と見積もり時間を入力できる
  • 終了時刻を算出する機能がある
  • 日本語に完全対応

とにかく重宝している点が、終了時刻を算出する機能です!

前もって1日の作業終了時刻が分かるので、仕事を詰め込みすぎたり割込に悩まされたりして「保育園のお迎えに間に合わない!」ということが激減しました。

会社員時代は仕事用とプライベート用とアカウント2個分課金するほど愛用していました。今は普通にアカウント1個です。

現在は有料プランのみですが、無料プランの準備を進めているそうです(2021/8/20時点)。

 Toggl(無料プランあり)

私がTaskChute Cloudの前に使用していた時間記録ツールが、Togglです。こちらもクラウド型サービス。

特徴はこんな感じです。

  • 個人で記録するだけなら無料で十分
  • 内容入力→再生→停止というシンプル操作
  • Chrome拡張機能など他アプリとの連携が豊富

ネックはまだ日本語版に対応していない点。開発は進んでいるそうです。
英語に苦手意識が強いなら、日本語対応でTogglに近い使用感のサービス TimeCrowdがおすすめです。

最初は無料ツールでひたすら記録する習慣をつけて、慣れてきたら有料ツールに移行しても良いと思います。
私自身、TogglからTaskChute Cloudに移行した人です。

参考時間を見える化!タイムトラッキングツール『Toggl』のご紹介

こんにちは、しょーいです!今朝も家族の朝食を作って、洗濯を干して、子どもにご飯を食べさせていたら自分が食べる時間が無くなって、慌てて身支度して子供を保育園に送って、バタバタ仕事へ…… しょーい時間に追 ...

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まとめ

『時間クエスト』のポイントまとめでした。

自分の行動を1分単位で記録していくのは、なかなか面倒に思えるかもしれません。
しかし、やるだけの価値はあります。

特に「現状維持コスト」は実際に記録をつけてみないと把握できません

私は朝の身支度にかかる時間を分単位で正確に把握したおかげで、時間に遅刻することがなくなりました

休日に子どもと過ごす時間も1日約200分とわかったので、勉強や仕事のスケジュールも無理なく立てられています

しょーい
メリットが大きいので、少し面倒でも私は毎日記録をつけています。

行動記録をつける時間管理術に興味がわいた方はぜひ『時間クエスト』、お読みください!

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