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映画

子育てとOJTの難しさ 映画『プリキュア ミラクルユニバース』感想

2019年4月1日

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※本記事は『プリキュア ミラクルユニバース』のネタバレが含まれます。

こんにちは、しょーいです!

3歳長女と夫と、3人で『映画プリキュア ミラクルユニバース』を観てきました!
(0歳長男は保育園へ……たまにはお姉ちゃん優先です)

実は私、映画のプリキュアは初めて。
子ども向けの軽い雰囲気と思いきや、親目線で子どもとの接し方を考えさせられる内容でした……!

「人の力をどうやって引き出すか」がよく描かれています。

本記事では、映画プリキュアを通じて「人を教え導く立場が陥りやすい闇」について書いてみます。

  • 子どもと外出すると、他人の目が気になってしまう
  • OJTで人に仕事を教えるのが辛い

と感じたことのある方は、参考になるかと思います。

プリキュア映画の魅力~待つだけなんてしたくない!

「プリキュアは諦めない!」というセリフはシリーズ恒例ですが、彼女たちの何がすごいかって、

単に同じことを繰り返して「諦めない!」って根性論に偏ってないんですよ。

ちゃんと失敗の理由を考えて、改善して、できる努力をきちんと実践してからの「諦めない!」

PDCAならぬ、DCPAですね。やってみる→反省→対策→再挑戦

映画の尺があるので1サイクルしか回しませんが(笑)。
「ミラクルライトとみんなの応援で奇跡が起こる!」わけじゃないんです。

プリキュア達も、考えたり悩んだりしてから成長する。
スペシャルな道具があってもうまくいくとは限らない。

みんなの力を合わせるだけでもダメ。
考えて行動しても、力及ばないことがある。

ヒーローは最初からヒーローじゃない。
奇跡は起こるけど、条件が揃わないと起こらない。それを子どもにきちんと見せる。

もちろん最後は巨悪を打ち倒せるんですけど。
行動を起こす重要性を強く訴えているな、と興味深く観ました。

人の成長をうながすコツ

映画オリジナルキャラに、鳥型宇宙人が3人います。

  • ひよっこミラクルライト職人のピトン(ひよこ)
  • ミラクル名星々を束ねる大統領(フクロウ)
  • 大統領側近の警備隊員ヤンゴ(カラス)

これから観る方は、この3人の言動に注目していただきたいです。

環境で伸びしろは変わる

ピトンはひよこのひよっこ職人ということで、大人から見れば”子ども”です。
前宣伝ではかわいらしいマスコットかと思いきや、実際に見たら序盤のダメッぷりが光ります(^^;

でも、ピトンは最初からそんなキャラだったのか?

おそらく、劇中ではちらっとしか描かれませんが、大統領がピトンをダメにした一因です。

ピトンが懸命に作ったミラクルライトを、大統領に見せて帰ってきた一言。
「まだまだじゃ」

プロセスも努力も何もかもすっ飛ばして、完成品へのいまいちな評価を下して、おわり。

これでやる気を維持しろって方が無理です

一方で、ピトンはプリキュア達との出会いを通じて、ひよっこから一人前に成長していくわけです。

自分のためだけに努力しても伸びない、認めてくれる人が必要ということ。

「この子はできる子!」と信じる

職場では散々な評価を受けていたピトン。
しかし、初対面の出会ったキュアスターにとっては、唯一無二のひよこ型宇宙人。

先入観も前評判もなく、出会ったピトンをありのまま評価できた。

ピトン成長の要因は、プリキュア達が現状の自分を承認してくれたこと。
そしてピトンはできる子、とコミットしてくれたこと。

まー、考えてみれば当たり前ですが……。
ダメダメ言われてたら、やる気もなくなるのが普通ですよね。

誰もが「なにくそ、見返してやる!」と、情熱を燃やし続けられるわけじゃない。

しょーい
私は無理。心折れちゃう……。

でも、自分を信じてくれる人がいれば、その人のために頑張れる。
自分のためだけだと、なかなか努力は続かない

と、そこで気付く。
「私も子どもに対して、時に大統領やヤンゴと同じことをするね。」
「子どもと言わず、仕事の後輩や同僚にもしてないかい?」

「自分のため」と「君のため」を分ける

今回のボスは、「承認欲求」です。

「自分を見て!」「私を評価して!」と他人をむりやり従え、人を使って承認欲求を満たすものの、満たされない……。

教えるときこそ、深呼吸

他人をコントロールしようとすると、思い通りにならないときに出てくるのは焦りや決めつけです。

人の話を聞く余裕がなくなる。
自分の判断を正しいと思い込む。

私は時間が決まっている状況になると、つい子どもをコントロールしようとしてしまいます(白状)。
出勤前のバタバタとか、公共交通機関で移動するとか。

「時間を守れる人になって欲しいから」
「しなければならないことを、きちんとできる人になって欲しいから」

本音は「会社に遅れると自分の評価が下がる」だったりする。

「周りの人に迷惑が掛かるから」というのも、一段掘り下げてみれば「迷惑を掛けて煙たがられるのが嫌」という自分のためだったりする。

それが悪いとは言いませんよ。
仕事は自分のためであると同時に、収入を得るのは子どものためだし、自分がしている仕事は何であれ、社会を回すために必要なことです。

でも、気付いたら「自分のため」と「子どものため」がごっちゃになっていることはよくある。
そして、そういう時ほど強く叱責してしまう。

親子の関係を例にしましたが、上司と部下、先輩と後輩のように、上下関係ができる場面ならいつでも起こりえます。
教える・監督する側は、往々にして相手をコントロールし、自分が動きやすいようにしがち。

「相手のため」と「自分のため」が混ざった状態になると、省みるのがなかなか難しい。

短所はなかったことにする!

いっそ、相手の不足に対して目をつむりましょう!
(もちろん、事故やケガにつながる行動は止めるとして)

相手の欠点ばかり見ていたら、相手への思いやりなんて消え失せて怒りがわき上がってくるだけです。
教わる側からしてみれば、怒られているときに「頑張ろう」とは思えませんよね。

子どもに、夫に、後輩に、同僚に……。
誰かにイラ立ちそうになる、絶体絶命のピンチにこそ、その人の長所を思い出すようになりました。

真に「相手のため」なら、相手の話を聞く余裕が出てきます。
改善につながる手がかりが、そこから見つかるかもしれないと思えるから。

もちろん、毎回毎回、真に相手を思って話を聞くのは難しい。
私たちは、感情もあるし、疲労もする人間です。

それでもこの映画を思い出して立ち返れば、育てるべき人を責め立てる一方になってしまうという、ということは減らせそうです。

子どもと一緒に観に行く育児中の親はもちろんですが、上司だったり、教職だったり、人の上に立つ人は学びがある映画かと思います。

まとめ:育児、育成のDCPAを回そう

映画『プリキュア ミラクルユニバース』を通じて、子育てや人材育成のコツを考えました。

  • 相手を「できる人!」と信じる
  • 先入観&前評判&以前の態度は忘れる
  • 怒らない、問題はクールに叱る
  • 短所は横においておく

ありきたりですが、感情を伴うだけに、実践し続けるのは難しいですよね……。

そんな困難でも諦めず、プリキュアのごとくDCPA(やってみる→反省→対策→再挑戦)サイクルを回しましょう!

 

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