こんにちは、しょーいです! 2022年も当ブログ『毎日しょースタート』をよろしくお願いいたします。
私は2年ほど前から、「英文をどうもすらすら読めない」という悩みを抱えていました。
英検準1級程度ならCEFRのB1レベルのはず。つまりこのくらいのレベル↓
母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。
……。
会話だからというわけでもなく、読解においても常に引っかかった感じがぬけませんでした。
「英語のインプットを増やしましょう」というアドバイスに従ってGraded Readerの多読を続けても、読めるようになった成長の実感はなく……。
しかし、長らく抱えていた英文読解の悩みを打破してくれたのが、昨年出版された『英語の読み方』!
1周読んだだけで読解のコツをつかめるようになった感動の余り、現在3周目です。もはや立派な愛読書。
本記事では、『英語の読み方』を読んで得られた効果を紹介します。
「英語の勉強はしてきたのに、成長の実感がない……」という方には全力で勧めます!
『英語の読み方』がピッタリなのはこんな人
本書を読んで欲しい人は
- 英語力はそこそこあるのに、英文を読むのに苦手意識がある方
- 多読をしているのに一向に早く読めるようにならない方
- 「文章」ではなく「文」で英語をとらえがちな方
↑まぁ、全部私のことでした!
英語力はそこそこあるのに、英文を読むのに苦手意識がある方
大学受験レベルの文法・単語・熟語はきちんとおさえている。
社会人になってからも英語の勉強はずっと続けている。
それなのに、一向に英語をスラスラ読めない!(・□・)
職場では「英語できる人」で通っているけど、いやいや私なんてまだまだなんです……。
多読をしているのに一向に早く読めるようにならない方
ちまたで目にするアドバイスが
「日本人は英語のインプットが圧倒的に足りてない!」
からの
「多読と多聴でインプットを増やせばすらすら読み聞きできる!」
というもの。
ここ3年間まじめに実践していました。
1日30分、週3時間のスローペースですが、Graded Reader、児童書、英訳コミックなどなど。
確かに読むスピードは上がりました。
でも、大意を把握しているだけで正確な絵をスピーディーに描けるところまでは至らず……。
「文章」ではなく「文」で英語をとらえがちな方
それぞれの英文は読める気がする。
でも、つなげると何を言いたいのかよく分からなくなってしまう……。
読めていないこともないのですが、完全に流れに乗れていません。
一文ずつ読んで最後までたどり着いた後、よく分からなかったのでもう一度読みかえすと話が理解できてくる……。
忙しいのに、二度も読めるかー!(・□・) って気分になりますね。
そして自分の英文読解力に絶望する。ああ、読めてない……と。
『英語の読み方』で得られる効果
英文を読めない悩みに直面していた私を、助けてくれたのが『英語の読み方』。
本書を読み終えてから、心底思っていることがあるので声を大にして言わせてください。
多読トレーニングをする前に『英語の読み方』を読んでおけば吸収率が段違いに良かった。
これは予想じゃない、確信です。
フィクション・ノンフィクションを問わず、「これから多読をしようかな」と考えている方はまず!! 本書をお読みください。ほんとに。
では、実際に『英語の読み方』を読んで得られるものは何か?
3点お話しします。
- 「生の英語」に挑めるレベルがわかる
- 大学受験レベルを終えてからの学習指針が立てられる
- ネイティブが英文を読むときの思考がわかる
「生の英語」に挑めるレベルがわかる
受験英語が「読解力偏重」と言われて久しいですね。
でも、「読解力偏重」のはずが、ネイティブがネイティブに向けて書いた英文を読むことすらできない大学生が多いのではないでしょうか。
本書はまず、読解力の基礎ができているかの確認から入ります。具体的には文法・単語・熟語の3本柱。
第1章のクイズに8~9割正解できなければ、まだまだ基礎固めが必要ということです。分かりやすい!
大学受験レベルを終えてからの学習指針が立てられる
自分はまだ「生の英語」をどんどん吸収していく段階にないことは分かった。
……でも、どうやって勉強しよう。
そう、一番難しいのが橋渡し。
英語学習というと、受験英語や資格試験の参考書を使うのが一般的です。
言い換えれば、参考書と「生の英語」の間が広すぎるのです。
しかしご安心あれ! 『英語の読み方』では、具体的なステップアップ方法を述べています。
素晴らしいのがオススメ書籍リスト。
1項目3~5冊(コンテンツ)程度に厳選されているので、あれこれと迷ったり手を出しすぎたりする心配もありません!
ネイティブが英文を読むときの思考がわかる
『英語の読み方』最大にして最高の効果は、「ネイティブはどのように英語を読むのか?」が分かることです。
日本語と英語で語順が異なるのは、みなさん承知のとおり。
そう、当たり前ですが日本語の本を読む感覚で英語の本は読めない!
日本語感覚と英語感覚のズレを矯正するために、『英語の読み方』では英語ネイティブが英語を読むときの考え方を丁寧に解説しています。
日本語話者の感覚で「漠然としすぎていて、必ずしもいう意味が分からない」(中略)と感じられる場合には、それは後ろに限定的な説明が続くサインだということです。
私が特に感動したのは、一文一文の解説にとどまらず、パラグラフ単位や文章全体としての流れを捉えるコツが解説されていた点です。
「文は分かったけど文章は分からなかった……」という人にピッタリ。
まとめ
英語の読解に困難を抱えている人にぜひ読んで欲しい一冊、「英語の読み方』。
- 英語力はそこそこあるのに、英文を読むのに苦手意識がある方
- 多読をしているのに一向に早く読めるようにならない方
- 「文章」ではなく「文」で英語をとらえがちな方
こんな悩みをお持ちの方には全力でオススメです!