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書籍

一人分業を叶える情報管理術で、得意分野に集中するための環境を整えよう

2022年6月22日

こんにちは、しょーいです!

 

デジタル全盛のこの時代に、情報&タスク管理をあえて紙ベースにしてみると書きました。

事実と感情の分離を叶える、バレットジャーナル式日記の書き方

こんにちは、しょーいです! 先日、「デジタルノートをお休みする」という話をしました。   そこで知人からおすすめされたのが、”バレットジャーナル”。 手書きのデメリットである「時間がかかる」 ...

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そこでバレットジャーナルとは別に以前から試したかったのが

ツェッテルカステン

というシステムです。

ツェッテルカステンとは?

ドイツ語でツェッテルは「カード」、カステンは「箱」を意味します。

ドイツの社会学者、ニクラス・ルーマンが行っていた情報管理方法で、

一言で表せばカードを用いて有機的に思考を展開するのが特徴です。

 

そして参考図書はこちら、

ズンク・アーレンス著『TAKE NOTES!――メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる』。

ツェッテルカステンを詳しく解説した日本語書籍は

2022年6月現在で本書が唯一と言っていいでしょう。

 

本書が優れているのはツェッテルカステンのやり方そのものの解説で終わらず、

インプットからアウトプットの完成までを一つの流れとして扱っている点です。

カード術だけ取り入れてもアウトプットにまで至らないことが多い理由を

参考文献多めで根拠たっぷりに語ってくれています。

 

何度読んでも発見がある1冊!

少なくとも私は現在4周目ですが、今日も一つ気付きを得たのでご紹介を。

成果につながるのは個人の能力より優れた環境

人がやる気を出すのに不可欠なものが、自分の脳との信頼関係です。

 

勉強するつもりが部屋の片付けをしていた……

食後の食器洗いを後回しにして風呂掃除をした……

 

「やろうかな~」と一瞬でも思った時点でやる気はあったのに、

結局別のことをしてしまう。

一度は経験があるのではないでしょうか?

 

やる気が出たのにやる気を使わないというのは、

脳への裏切り行為になります。

繰り返すうちに

「どうせやる気出してもやらないんでしょ!」

と脳がいじけます。

 

さらに、脳には苦手分野があります。

大量の情報を暗記するとか。

新しい習慣を増やすとか。

頭の中だけで思考を巡らせるとか。

つまり……

脳が苦手なはずのことを一生懸命やらせようとしても、

失敗続きで信頼関係が失われて、

ついにはやる気が消えていくという恐ろしい事態が起きてしまうのです。

 

脳が苦手なことは頭の外に任せる!

頭は考えることだけ、記憶や視覚化は情報カード!

 

得意分野に集中できる環境を自ら整えるのが

創造的思考にも

やる気の維持にも

重要ということでした。

カード系の情報整理術は100枚ほど溜めないと効果が出ない

と言われていますので道は長いですが、

”考える”ことに集中できる環境づくりを始めたい方はぜひご一読を。

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