こんにちは、しょーいです!
今回は仕事や育児を抱えつつも英検準1級に挑戦する社会人向けに、私が実践したDUO3.0の学習法をご紹介します。
他の通勤客がいようが家族がいようが、なりふり構わずシャドウイング!
3ヶ月あれば単語集の見出し語が9割定着します。
私自身、平日日中は仕事、朝晩は家事、休日も子どもと一緒で時間の捻出が難しいからこそ、スキマ時間をすき間無く活用しました。通勤時間、朝の身支度や夜の家事をする時間にひたすらシャドウイング。単語集はDUO3.0だけで英検準1級に合格しました。
英検準1級合格とともに、「忙しかったけど単語集を一冊やりきった!」という自信を手に入れられますよ!
使うもの
私は『DUO3.0』本体に加え、『DUO3.0基礎用CD』を使いました。結構いいお値段でしたが、投資した分「絶対やりきる!」という決意にもつながります。
会社の休み時間など、イヤホンも本も取り出せない環境ではスマホアプリの『Anki』(Android版は『Ankidroid』)がお役立ち。
こちらの使い方は後述しますね。
学習方法
さて、具体的な勉強方法を。
耳と口が暇な時間を2時間捻出する
まずは耳と口とが空いている時間を洗い出します。
通勤に食器洗い、洗濯物の片付け、浴室の掃除などなど。
ながらシャドウイングの時間ですが、100%集中して聞ける時間でなくても構いません。
途中で子どもに話しかけられて注意がそれても中断してもOKです。とにかく、1でも2でも積み上げる意識で時間を探します!
時間が見つかれば、その時間すべてをシャドウイングにあてる覚悟を決めてください(真剣)。
机に向かう時間は問題を解く時間にしたいので、単語暗記はスキマ時間しか使えません。
覚悟を決めてください(しつこい)。
スキマ時間とは言え、積み重ねれば1日2時間くらいになるのではないでしょうか。私は通勤の往復1時間と朝晩の家事30分×2でした。
速攻で1周目を終わらせる
おすすめの学習ペースは、2週間で1周です。
1日1セクション=45日で1周とか考えていると、終わる頃には前半なんて忘れ去ってます。高校時代にDUOをやろうとして挫折した私が言うんだから間違いない←
基礎用CDはDisc1~5で1枚につき約1時間かかります。
したがって、1週目はDisc1~3、2週目はDisc3~5とのペース配分でいきましょう。
そして比較的時間のある休日には、単語集本体を開きます。
前半はDisc1、2を繰り返した分、「発音がわからない」「こんな単語初めて」という例文は少なくなっているはずです。親近感があるうちに、例文を音読してスペリングも確認しましょう。
「休日も時間がない!」という日は、ながらシャドウイングをしつつ、「あれ、今の例文どう書くの?」と気になったときに確認するだけで良しとします。
積み上げをゼロにしないことが大事。
学習ペースを考える際には、必ず前日以前の復習を入れます。
具体例を挙げると
- 1日目→Disc1を2周
- 2日目→引き続きDisc1を2周
- 3日目→Disc1を1周、Disc2を2周
- 4日目→Disc1~2を1周ずつ
- 5日目→Disc2を1周、Disc3を1周
- 6~7日目→Disc1~3の復習(本併用)
- 8日目→Disc3~4を1周ずつ
- 9日目→Disc4を2周
- 10日目→Disc1~2を1周ずつ
- 11日目→Disc3~4を1周ずつ
- 12日目→Disc5を2周
- 13~14日目→Disc1~5の復習(本併用)
1周目ですから、出来は知っていた単語も含めて2割程度でOKです。
やる気のある内に「1冊読んだ!」体験をすると挫折しにくくなります。
2周目はまんべんなく、3周目からは弱点集中
平日ながらシャドウイング、休日音読の流れを6週間繰り返します。
例ではDisc1から始めましたが、15日目からはDisc2やDisc5から始めてまんべんなく学習します。
3周目からは自分がまだ弱いと思うセクションが入ったDiscを選んで繰り返します。
ただし、1日1回は他のDiscも聞くようにします!
せっかく覚えたのにどんどん忘れていきます。試験当日まで、メンテナンスが大事。
『Anki』アプリも併用
Ankiは忘却曲線に基づいて、忘れかけた頃に復習させてくれる、まさに暗記のためのアプリです。
補助教材として、暗記アプリ『Anki』(Android版は『Ankidroid』)を併用すると、イヤホンを取り出せない会社の休み時間も有効活用できます。
ただ、自分で単語カードを登録していくのですが、単語集1冊登録するのは流石に骨が折れます……。
そこで、『AnkiWeb』で公開されているデータベースを活用しましょう!
DUO3.0のAnkiデータを公開してくれている方がいますので、自分でカードを登録する手間なく学習を始められます。
(スペルや意味の登録ミスも散見されますが、それくらいは自分で修正して使いましょう……むしろ作者さん有難うございます)
DUO3.0の単語データベースはこちら。
スマホではなく、PCからダウンロード&インストールすることになります。
病院やファミレスの待ち時間でサクッと復習ができるので、単語集を持ち歩きたくない方はぜひご利用ください。
『DUO3.0復習用CD』の弱点
『DUO3.0復習用CD』はあると便利です。実際私も持っています。
しかし、
- このレベルの単語集を使うのが初めて
- 休日も単語集を読む時間は全くない
という方には勧められません(^^;
理由は2つ。
- ナレーターが棒読み
- 単語一つ一つの発音が無い
ナレーターが棒読み
棒読みは言い過ぎかもしれませんが……例文がとにかく淡っっ々と読み上げられます。感情が込められてないので、情景を想像しにくく、印象に残りません。
例えば、カップルがケンカをしている例文があります。
"You betrayed me!" "Please forgive me. How can I make it up to you?" "I'll get even!"
訳:「私を裏切ったわね!」「許してくれよ。どうしたら埋め合わせが出来るかなあ?」「仕返ししてやるっ!」鈴木陽一『DUO3.0』より
この文が超冷静に読み上げられるわけです。「本当に悪いと思って謝ってるのか&仕返しする気あるのか」って感じです。
初学者だと「どんなときに使う語なのか」「ネガティブな語なのか、ポジティブな語なのか」読み取れません。
『基礎用CD』ならしっかり感情を込めて読み上げてくれるので、シャドウイングしているうちに気分もノッてきます。役者さんがセリフを覚えるのと同じ原理ですね。
耳&口の学習をメインにするなら、『基礎用CD』がオススメです。
単語一つ一つの発音が無い
そして2点目、単語一つ一つの音声が入っていません。
例文しか収録されていないので、音の消失や連結に慣れていない初学者だと、耳だけの学習はハードルが高いです。
こまめに単語集を開いて単語一つ一つ、例文一つ一つを確認できる環境なら復習用CDだけでも学習できると思いますが、ながらシャドウイングをメインにするなら基礎用CDを使う方が良いです。
まとめ
以上、ワーママの私が英検準一級に合格したときの、DUO3.0学習法でした。
今回はDUO3.0を挙げましたが、時間が無い中で資格を取ると決めたなら、カギはスキマ時間の活用と反復による復習!
「やるぞ!」と決めたらやる気があるうちに1周終えるとモチベーションが続きますよ。
そして時間が無いなら、少しお金をかけましょう。耳&口をフル活用するには、復習用CDより基礎用CDがオススメです。
「忙しいけど英検準1級に挑戦するぞ!」という方、単語はスキマ時間、過去問はまとまった時間、とメリハリをつけて頑張ってくださいね!